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【合研事業報告】 H31/3/13開催 「自動車に貢献するプラスチック材料・技術」

平成30年度 第2回の合研技術セミナーは「自動車部材」をテーマに材料、成形技術(加飾)、製品に関わる3名の講師を招き、講演していただきました。ホームページからの参加申し込みを行った最初のセミナーでしたが、多くの方に参加いただき、活発な質疑応答が行われました。初めのマツダ株式会社 朝野 千明 氏による講演では、燃費向上のための自動車部材軽量化の試みとして薄肉高剛性バンパー材やレーダー用電波遮蔽樹脂の事例において、材料配合からミクロ構造、成形方法、製品形状の各段階での開発指針や工夫した点について、かなり詳しいところまで、お聞きすることが出来ました。続く日本ポリプロ株式会社 飛鳥 一雄 氏による講演では、内装など多く部分に用いられているポリプロピレン材料においても,軽量化ニーズの高まりが大きく、樹脂発泡製品の適用がさらに拡がりを見せているとのことで、従来PPの発泡特性の課題を解消した新規高溶融張力PPの製造方法や物性、発泡性を中心に加飾フィルム用PPなど盛りだくさんの内容を説明していただきました。最後のNISSHA株式会社 伊藤 達朗 氏のによる講演では、IMD、IML、TOMといったプラスチック成形品の加飾技術の概要、特徴、用途についてご自身の経験に基づき分かりやすく説明いただきました。各工法により加飾された成形品の展示説明もしていただき、参加者においても大変興味深く見学されていました。

 

 

 

 

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